「光」を集めて
「地上の星座」をつくる
僕らの暮らす北東北・秋田は美しくも吹きつける風は強く厳しい。
襟を立ててそれに耐えることに慣れた人々は自信を失って久しい。
ここには何もないと町を出て行く者、
自らの住む土地を自虐的に冷笑し慰みを得る者etc
よくある話さ、東北あるある。
あまり詳しくはないがBeatlesのNowhere Manという曲が好きだった。
多分、愛とか神様とかを謳った叙情的なこの歌は
「Nowhere」という単語がキーワードで、
no-where(どこにもない)にも
now-here(ここにある)にもなる。
捉え方一つで全く違った状況が顕れるのが不思議だった。
ないと思えばないし、あると思えばある。
禅とか哲学みたいだし月並なんだけど、
でも霧が晴れるようだった。
どうせ現状が変わらないのなら考え方のデフォルトを再設定しよう。
この街には「ある」のだと。
ただそれらの放つ「光」は一時的に弱くなってるだけなのだと。
そうなるとやることはただ1つ。
街に散らばる微かな光を放つ「星」を磨いて輝きを取り戻し、
その数を増やし、つなげて星座にする。
その星座は街全体でもいいし北東北でも日本中でもいい。
上空から眺める光のつながりはさぞ美しいであろう。
まずは小さな光をこの路地裏から灯す。


